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第75話 南條財閥 崩壊の引き金翌朝。

Author: marimo
last update Petsa ng paglalathala: 2026-03-17 20:29:02

南條財閥の本社ビルには、異様な緊張が漂っていた。

重厚な会議室の長机に、九条ホールディングスから届いた正式通知の資料が並べられる。

・改ざんされた音声データの解析結果

・共有サーバーへの不正アクセス履歴

・沙耶と和真が画策していた写真

・会員制ラウンジでの沙耶と和真の会話音声

一枚一枚、淡々と説明されていく。

どれも単体では「疑惑」に過ぎないはずのものが、

時系列と関係性によって、一本の太い線で繋がっていた。

そして、それは――

すでに、ネット上に流出していた。

「……株が」

役員の一人が、震える声で呟く。

モニターに映し出された株価チャートは、目を疑うような角度で下落していく。

南條財閥。

神崎財閥。

寄り付きから売りが殺到し、値幅制限に張り付く寸前まで落ち込む。

反発の兆しは、ない。

「……止まりません」

「買いが入らない……」

市場は、完全に不信を突きつけていた。

その日の株式市場は、下げ止まりで終了したが、

両社の株価は、暴落したまま……回復の兆しを見せなかった。

同時刻。

南條家の私室で、当主は電話口に立っていた。

相手は、一条竜星。

「……これは、どういうつもりだ」

低く
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